京友禅の魅力とは|歴史や特徴、技法を解説

ピンク色 金駒刺繍 振袖 四季花に熨斗
華やかな柄の京友禅について、友禅の歴史や特徴、技法などについて紹介いたします。

京友禅とは

京都の伝統工芸品のひとつで、8世紀頃から伝わる染色技法を能登国(現・石川県)で加賀染めを習った後、京都へ出た
扇絵師の宮崎友禅斎が17世紀ごろに確立した手描き友禅が起源となっています。

京友禅の歴史

日本三大友禅のひとつである京友禅は、異なる色がにじまないように模様の輪郭を糸目状に糊を置いていく、
糸目友禅染という技法で作られ、大変人気のあった宮崎友禅斎の作った友禅染めは、動物や器物が流れるように描かれているのが特徴です。
明治時代には、化学染料と糊で色糊を作り、型紙によって友禅模様を写し染める写し友禅染めが、
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助翁によって発明され「型友禅」として大量生産ができるようになりました。

量産できるようになった友禅染めは、一気に普及して飛躍的な発展を遂げることになりました。
昭和51年6月(1976年)には、経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、世界中から高い評価を得ています。

京友禅の特徴

金糸銀糸などの糸を使った刺繍と金箔や絞りが施され華やかさがあるのが特徴。
絵柄は古典文様を組み合わせたものが多く、内側から外側にかけて薄くする「ぼかし」も京友禅の特徴とされています。
先に地染めをしてから絵柄に色を挿していく技法が用いられますが、模様の輪郭に糊を置く糸目友禅にも手で作業する手糸目と型を使用する型糸目、量産可能な型友禅があります。
一般的に京友禅の作業は分業制となっていることが多く、それぞれの工程の職人が作業をして一枚の着物が完成されます。

京友禅の技法

 下絵羽—白生地の状態に絵羽柄の模様を描くときに、つなぎ目が合うよう仮仕立てをします。

下絵羽

 下絵—下絵羽になった白地の布に、青花(露草)の液で下絵を描きます。

下絵

 糊置き—下絵に沿って石灰と蘇芳(すおう)液を混ぜた糊を置いていきます。

糊置き

 配色—色チップを並べながらバランスを考えます。

配色

 地入れ—染めやすくするためにふのりと大豆の絞り液を合わせたものを刷毛で生地全体に引いていきます。

地入れ
地入れ

 挿し友禅—糸目糊で囲んだ模様に色を挿していきます。

挿し友禅

 糊置き(糊伏せ)—着色した模様の上から糊を置き、地染めした時に模様が染まらないようにします。

糊置き(糊伏せ)

 地染め—手際よく生地全体を染めていったり、ぼかし染めをしていきます。

地染め

 蒸し—生地を蒸して色を定着させる。濃い色のものは数回行います。

蒸し
蒸し

 水元—伏せていた糊を洗い落とします。

水元

 金彩—箔を置いていきます。

金彩

 駒縫い—金糸で柄の輪郭に金駒刺繍を作ります。

駒縫い

 仕上げ—状態を確認してから地直しを行って完成です。

仕上げ

その他の技法

 濡れ描き友禅—濡らした生地に絵筆で模様を描いていきます。

濡れ描き友禅

 無線友禅—糊糸目を使わずに生地に直接絵筆で絵柄を描いていきます。

無線友禅

 変わり縫い刺繍—部分的に立体感が出る刺繍を行います。

変わり縫い刺繍

 帽子絞り—絵模様を描くときに染色液が染み込まないよう柄になる部分を白く残す技法です。

帽子絞り

 桶絞り染め—染める部分と染めない部分の境目に添って細かい運針をして、染色する技法です。

桶絞り染め

京友禅についてまとめ

一枚の着物を完成させるためには、ひいとりひとりの熟練の職人が手間暇をかけて作り上げていきます。
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