手描き友禅の古典柄振袖とは
- 伝統の技によって製作された古典柄の振袖は、重厚感があり上品で華やかです。
幸福や成長、愛情など古典 柄の文様には様々な願いが込められており、四季折々の花が描かれております。
古風な有職模様や琳派模様など、刺繍や金箔などを効果的に使った振袖が古典柄の特徴です。
各メーカーが制作した古典柄の振袖を取扱っておりますので、是非ご覧ください。
掲載商品以外にも、店頭では様々な振袖を取り扱っておりますので、ご希望の色や雰囲気などございましたら、お気軽にお問い合わせ下さいませ。古典柄の振袖ができるまで
本格的な手描き友禅の古典柄 振袖は、完成までに15もの工程を踏む大変手間のかかるものです。
ツユクサの花弁から抽出した「青花」と呼ばれる色素で柄の部分に下絵を描き、輪郭を墨で描く要領で細い筒に入った防染剤を生地に載せていきます。
かつては、モチ米とヌカで作った糊を使っていましたが、現在はゴム糊などを使い、又「青花」も化学合成で作られたタイプもあります。
次に、フノリの煮汁等を使い防染の糊を生地になじませる地入れを行い乾燥させ、引き切り・ボカシなど糊以外の部分の染色を行い、乾燥後に「蒸し」と呼ばれる高温の水蒸気で染料を布地に固着させます。
蒸し加工の回数によって、色の定着ぐあいが変わるため、どの工程も大変重要です。
そして防染の糊を水で洗い流し、乾燥後、絵柄の部分に色を手描きで挿していきます。(手描き友禅)
防染の糊そのものに染料を混ぜて布地に着色する工法もあります。古典柄の振袖を制作している染匠のご紹介