着物には、京友禅・加賀友禅・総絞りなど
様々な種類がございますが、今回ご紹介させて頂くのは
【辻が花】の新作振袖です!
辻が花とは室町中期から江戸時代にかけて流行した
絵模様染めです。
発生時期、加工法、名称の由来など深い謎に包まれており、
幻の染めといわれています。
店主の山本が産地の新潟を訪れた
レポートがございますので、詳しくはこちらをご覧ください♪
https://miyatakekoubou.com/wp/furisode/tujigahana/touya/
さて、新潟県の桐屋「翠山工房」さんの新作振袖!!
幻想的で優雅な雰囲気が特徴です。
写真では黒に見えていますが、
実物は珍しい茶色になります。
柄は、繊細で美しい辻が花をふんだんにあしらい、
どの角度からも綺麗に見えるように
色やぼかしの形など意匠構成されています。
また桐屋さんの辻が花だけ、花の輪郭に炭ぼかしが
入っており、非常に高い技術が必要です。
独自の絞り加工は、大帽子、小帽子、スジ絞りなどの形状で
輪郭を縫ってから絞るという丁寧な技法で行っています。
近年、辻が花も今風にアレンジされた辻が花風プリント柄が
機械絞りによって大量生産されておりますが、
翠山工房さんの手仕事に拘り制作された辻が花とを
比べるとその差は素人が見ても一目瞭然です。
ちなみに値段は染元価格なので、表地22万円(税抜)です。
プリントの辻が花とほとんど同じ位の価格ですかね(笑)
どこに着て行っても良い着物ですね!と言って頂ける
逸品振袖ですので、是非一度、実物をご覧下さいませ♪